
この街のことを好きか?と問われれば、即答出来るような想いは持ち合わせていない。
まあ、ご飯は美味しいと思う。
と言うか、フラッと入ったお店でもそうそうハズレを引くことはない。
他の街だと、ちゃんと下調べしないとドえらいハズレを引かされることなんてのはよくある。
まず米と水が不味い。
人が温かいと思うことは別にないけど、冷たいと思うこともない。
レジ袋が有料になったにも関わらず、カップラーメンとおにぎり買ったら、何も言わず生鮮食品入れるビニール袋に入れてくれる、優しさというか緩さというか・・・
なんかそういうゆったりとした空気感はとても居心地が良い。
特に街の人の意見は反映されず進んでは頓挫、進んでは頓挫、どうなったのか分からないままの再開発事業。
結局自分達の利権の為なのか、その街に住む人の為なのか、ハッキリよく伝わってこない感じは腹が立つ。
大して興味なかったくせに、マスが動き出した途端いっちょ噛みしようとしくるお役所や諸々のおエライさん
「いや〜俺たちが若い頃は徳島も盛り上がっててさ〜」とか、イマイチ何やってたか分からないただ年が上なだけの先輩
「徳島でやっても限界あるでしょ」と特に何か成し遂げたわけでもないのにすぐ言ってくる徳島出身県外在住の仲間
特に行動もせずに「どうせ徳島やし…」と謎の達観した態度で全てを悟った気でいる若者
ぜーんぶ嫌い。
何より、それを全部受け止めては特に言い返す言葉も気力もなく、ただ愛想笑いしてただけの自分に、一番反吐が出る。
この街を盛り上げたいという気持ちがない訳じゃないけど、それだけじゃない。
隣町には負けたくないってプライドもあるけど、それだけじゃない。
ソールドアウトを目指せば約1000人。
興業的に赤を出さないとなれば、大体700人〜800人。
多いのかどうかはピンと来ないけど、
大阪で言えば、心斎橋のBIG CATを売り切れるだけの数字。
それを大阪の1/10の人口のこの街で挑もうとしている。
もはや挑戦とかじゃない、ただの意地。
「若者たち」というイベントタイトルの所為か、「若者じゃないのに出演しても良いんですか?」とか「若者じゃないのに遊びに来ました」とか、よく言われる。
けどもうそんな次元の話ではない。
何年後か何十年後か、この街に住み、この街で遊ぶ若者たちが、自分達と同じ様な想いをしないように。
胸張ってこの街が好きだ、と答えられるように。
何年掛かるかわかりませんが、意地はって戦っていこうと思います。
どうか見守っていて下さい。
若者たち実行委員会実行委員長
長谷川洋星
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