with 劇団まんまる

劇団まんまる:
座長丸山が掲げたモットー「面白い奴が偉い!」を元に2015年より四国各県で鋭意活動中。
昨年からは拠点を市内秋田町「アトリエくま」に移し、拠点公演もはじめました。
グラインドハウスの近くにありますので、是非遊びに来てくださいねっ

丸山裕介:
徳島大学在学時の演劇部を経て以降30歳まで活動休止。30歳を境に再び表現活動を開始。
2014年の四国劇王参加を機に劇団まんまるを旗揚げ、以降四国エリアで公演を行う。
徳島を演劇が当たり前にある街にしたいという思いから、昨年秋田町に稽古・発表の場として「アトリエくま」をつくり劇団の活動拠点として運営開始。
同年「演劇大学in徳島」実行委員長をつとめ、今年正式に日本演出者協会に加入。

清水宏香:
劇団まんまる女優で座長丸山の妻。FM徳島「T-Joint」水・木パーソナリティ。昨年の『若者たち』ステージ司会。

宮井悠:
2017年8月劇団まんまる加入。主に役者。ワクワクが好き。

若者たち×劇団まんまる

長谷川 今日はありがとうございます。よろしくお願いします!

丸山・清水・宮井 よろしくお願いします!

長谷川 今回、劇団まんまるさんに初めて「若者たち2020」に出演いただくんですが、そもそも僕が企画するイベントにバンド以外が出ること自体が稀で・・・笑
せっかくなので、劇団まんまるさんの紹介をしっかりしていけたらと思います。

丸山 2015年設立で、今年で6年目に入りました。
はじまりは、2014年末くらい。「四国劇王」という、四国4県で劇団が集まるイベントがありまして。
上演時間20分以内・役者は3人以内でお芝居をするっていう劇作家の大会みたいなのがあるんです。
清水が別の劇団で出てたので知って、楽しそうだったので自分も出てみようかな、と。その時はまだ劇団まんまるではなく、ユニットを作って出たんです。
内容は、お父さんと息子がいて、息子がデリヘルを呼んで・・・

長谷川 はい・・・(笑)

丸山 デリヘルを呼んだらお父さんがきて、で、最終的にお父さんと野球拳をするっていう・・・

長谷川 っていう演劇なんですか(笑)

清水 演劇じゃなかったらえらいこっちゃですよ!

一同 (笑)

丸山 野球拳して、息子の方が負けてすっぽんぽんになるんですけど「まだ脱ぐものは残ってる」って言って、あの〜、ムスコの皮を剥くんですね。

長谷川 えーと、その息子役だったってことですか?

丸山 あ、その「ムスコの皮」役です。非常にそれが賛否・・・まぁ「否」の方が多かったんですけども(笑)
僕は全然その世界のことを知らなかったので「面白いだろこれ」みたいないたずら心で出たら、ちゃんと真面目な人たちだったっていう。

長谷川 普通に怒られたと(笑)

清水 「賞レースにこんなもの出すなんて」っていう反応がすごいあって、でも一方で、こんなことする団体はいなかったんで・・・まぁ、誰もしたくはないんですけど(笑)・・・

長谷川 前衛的ですね・・!

清水 演劇をこれまで真面目にやってきた団体がいっぱいいる中で、インパクトという意味では風穴をあけたかもしれないです。忘れないですよね(笑)

長谷川 確かに(笑)丸山さんはそれまではそういう演劇とかはやってなかったんですか?

丸山 その(2014年末)2年くらい前から「徳島演劇ネットワーク」っていう、今年無くなってしまったんですが、その団体に役者として参加してたんですがなんとなく「つまらないな」と思い始めてて。
で、その「劇王」への参加を経て強く思ったのが、作家とか演出じゃないと「自分の作品」って言いづらいな、ということで。その時は性懲りも無く「来年も劇王出たいな」と思ったんですが・・・

長谷川 怒られたのに(笑)

丸山 みんないい人なんで、明示的には怒らなかったので(笑)
雰囲気で、あんまり気に入らなかった人もいたのかな、と。まぁ半分くらいですかね(笑)
「これは演劇ではない」とかアンケート書かれたり。そういえば、その後も女子高生に「サイテー」とだけ書かれたりしました(笑)

で、翌年の「劇王」に出るとしても、1年間何もせず過ごしてたんじゃ自分の実力は上がらないなと思って「じゃあ劇団作ってみようかな」っていう、軽い気持ちで作ったのが「劇団まんまる」なんです。

長谷川 そうなんですね。清水さんは、最初から参加されてたんですか?

清水 はい。最初からいました。

長谷川 最初は何人くらいいたんですか?

丸山 9名ですね。今は17人です。すごく増減があるんですけど、設立からいるメンバーは僕ら含めて4人だけです。とはいえうち2人はずっと幽霊団員なんですが(笑)

長谷川 いやーでもすごいですね。清水さんはずっと演劇をされてるんですか?

清水 高校演劇からずっとやってます。大学でも。

長谷川 じゃあ社会人になってもずっと続けてるってことですよね。

清水 大学の時から「演劇ネットワーク」と、また別の劇団でもずっと並行してやってまして。でも仕事始めてから3年くらい間が空いた時期があって、もうこのまま演劇から離れるんかなぁと思ったんですけど、なんだかんだでちょっと戻ってきて(笑)

丸山 「劇王」に出る2年前に僕を「演劇ネットワーク」に誘ってくれたのが彼女(清水)だったんです。

長谷川 あ、そうなんですね。

清水 この人(丸山)は大学で演劇やってたんですけどその後はなにもしてなくて。

丸山 30歳くらいまで何もしてなかったので。

清水 知り合った時に「演劇ネットワークっていう、いろんな人が集まる公演があるから、よかったら出る?」って言ったら「じゃ出る」って。そこからですね。


部活動としての演劇

長谷川 高校の演劇部って、どんな活動するんですか?

清水 いやーもう、文化系運動部? 体育会系文化部? どっちだろう(笑)
両方が相まった部活動が演劇部です・・・!

長谷川 なるほど(笑) 僕、阿南高専出身なんですけど、たぶん演劇部ってなかったんですよね。

清水 え!ありましたよ!! 私の妹が今XX歳で・・・阿南高専でやってたんですけど、無くなったんですかね、悲しいな。

長谷川 え、妹さんXX歳なら、在学時期かぶってますよね。あれ・・・? じゃああったんや・・・。

清水 あったと思いますよ(笑)

宮井 知られてない!(笑)

清水 まぁ阿南高専で演劇やろうなんてちょっと・・・どうかしてる!!

一同 (笑)

長谷川 すみません、覚えてないですね… 僕、学生会長だったのに(笑)文化祭とかで発表してたんですかね?

清水 阿南高専にも文化祭ってあるんですか? ありますよね(笑) すいません、ロボコンしかイメージがなくて。

高専ロボコン

長谷川 文化祭ありますあります(笑)
ちなみに阿南高専のロボコン部は僕らの代の前までは死んでたんですよ。僕らが3年生の時に長澤まさみ主演で『ロボコン』っていう映画が作られて、それが、今まで全国大会に行ったことがない高専が全国大会に行くっていうストーリーだったんですね。で、実際の高専で全国大会に1回も行ったことない学校が阿南高専だけだったんですよ。

清水 そうなんですか!?

宮井 へーーー!!

長谷川 それで阿南高専にNHKが1年間密着取材することになって。そこから「ロボコンプロジェクト」みたいなんが立ち上がって、本格的に阿南高専のロボコン活動が始まったんですよ。

宮井 じゃあ、周りに押されて出ることになったみたいな・・・!

丸山 外堀埋められた感じで(笑)

長谷川 そうそう(笑) もう学校挙げての一大プロジェクトみたいになって、何も知らない1年生もロボット案とか提出するんですよ。で、当時の5年生の優秀な人が集まって、やったるぞ、みたいな。

丸山 出れたんですか?

長谷川 出れました!

宮井 へー!!すごい!

長谷川 だからそれまでロボコン部があったのかどうか、どういう活動してたのかもわかんないですね。

清水 妹からも聞いたことなかったですね。

丸山 ロボコンって、独特の青春感がありますよね。

長谷川 ははは(笑) 青春感はすごいですね(笑)

丸山 甲子園みたいなわかりやすい青春じゃなくて・・・ちょっと、頭のいいやつが悔しがってる感じが。

清水 あまり爽やかではないですよね(笑) でもそこに結構シンパシーを感じるところがあるんですよね。演劇と近い(笑)

長谷川 確かにそうかもしれないですね。

清水 阿南高専演劇部も、私の妹の代とその1年下の代から「ちょっと頑張っていこか」みたいな感じになってたらしいんですが・・・。

長谷川 数年で消滅したんですかね・・・(笑)

清水 まぁ、ありますよねそういうことも(笑) 代替わりするとどうしても、うち(劇団まんまる)だって同じです。

長谷川 清水さんの高校時代、演劇部の活動はどんな感じだったんですか?

清水 文化祭でもやりますし、文化系の部活の甲子園みたいな、高文祭(高等学校総合文化祭)っていうのがあって、それを目指して1年間やるっていう感じですね。
で、新入生歓迎公演、新人公演、文化祭公演、卒業生公演っていうのがあって。

長谷川 あ、めちゃくちゃ公演数あるんですね。

清水 そうなんですよ。結構あるので、ずっと練習してましたね。休みはテスト期間くらいで。

長谷川 じゃあ吹奏楽部とかに近い感じで・・・軽音部とは全然ちがいますね。

清水 あ、そうなんですか?(笑)

長谷川 他の学校はわかんないですけど、阿南高専の軽音部はもう、やりたいやつが集まって、楽器を鳴らせる場所があるっていうだけで。
部活動としては、年に1回文化祭だけ決まってるんですけど、それ以外は何もないんで、もうライブハウスに出るしか表現の場は無かったですね。

長谷川 ちなみに高校演劇の人口ってどのくらいの規模なんですかね?

清水 どうなんでしょう。でも、わりと各演劇部に人数はいるイメージですよね。私の時より今の方が、増えてるんじゃないかな。ここ数年は割と徳島から全国大会に出る学校とかも出てきてて。

長谷川 あ、全国大会とかあるんですか。

清水 もちろんありますあります。高文祭の県大会があって、その上に四国大会、さらに全国大会っていうのがありますね。
私は縁がなかったですけど(笑)

長谷川 ちゃんと学校主体の賞レースがあるんですね。軽音部よりちゃんと部活動してますね(笑)

清水 軽音部も頑張ってると思うんですけど(笑)

長谷川 僕らが高校生だった時ってめちゃバンドブームだったんで、ヤマハ主催のTEENS’ MUSIC FESTIVALっていう大会があって、僕らの代で優勝したバンドが「ケラケラ」の前身バンドだったり。
僕らの一個下の代がNico Touches the Walls、絢香、中村中・・・で、それを抑えて優勝したバンドが、THE春夏秋冬のギターのヒロユキくんが当時やってたバンドで(笑)

清水 えー!すごい・・・! すごいすね(笑)

長谷川 そういうのはありましたけど、「部活動」っていう感じではなかったですね。軽音部には無料で練習出来る場所があるから、とりあえず軽音部には入るんですけど、名前を知らない先輩とかもいたりして。
自分でライブハウスに電話してライブハウスに出るっていう。

今はどうなってるかわからないですけど、ダンス部とか吹奏楽部とか写真部とか、各学校単位で「文化部」としての集まりがあっても、僕らはそれにすら呼ばれなかったので・・・ファック!でしたよね(笑)

一同 (笑)

長谷川 自分らで道を作らんと、なかったので、「道がある」子たちを全員敵だと思ってましたね、当時は(笑)


都会で活動するということ

長谷川 宮井さんも高校演劇からですか?

宮井 私は学生演劇を全くやってなくて・・・。

長谷川 あ、全くですか!

宮井 はい。社会人になってから演劇をしだした人ですね。

長谷川 じゃあ「まんまる」が最初ですか?

宮井 いや、県外に出てた時に違うところで、演劇やってみようかなと思って始めました。高校まで徳島にいたんですが、全く演劇に触れてなかったですね。

長谷川 最初は、なんでやってみようと思ったんですか? まぁこれは全員に聞きたいことなんですが(笑)

一同 (笑)

宮井 ずっとクラシックバレエを習ってて、表現するのは好きだったんですよ。音楽も、高校でオーケストラ部に入ってたりしてて「何かを表現したい」みたいなのはずっとぼんやり思ってて。
で、東京に、何にも考えずにちょっと出てみよう、と(笑)

長谷川 じゃあ就職とか、大学とかじゃなくとりあえず東京って感じですか。

宮井 そもそもは大学に入ったんですけど、1年でやめて・・・(笑)
東京に行きたいがために、大学行くふりして、で1年で親に言わずに勝手にやめたんですよ。

長谷川 へー!! そのころに演劇を始められたんですか。

宮井 大学に1年間通ってるうちに演劇を始めて、そっちの方が楽しくなっちゃって。演劇しながらフリーターでやってました。

長谷川 すげえ・・・。でも、東京で劇団で活動するって聞くと、なんとなく、それが仕事につながりそうな気はしますけど、どんな感じだったんですか?

宮井 その頃ってすごいアイドルブームで、10代の女の子が何かしたいってなるととにかくアイドル活動経由で〜みたいな流れがあって。一応そういう事務所に入って、地下アイドルみたいな感じの劇団とかにちょこちょこ出つつ、みたいな感じもありましたね。

長谷川 へぇ〜。いやぁ、皆さんめちゃくちゃ三者三様なんですね・・・!(笑)

宮井 ははは(笑)

清水 我々の中で誰よりも彼女が、プロに近いところを経験してますよね。

宮井 いや〜・・・場所が都会だったってだけで、教えてもらうことも演劇的なところよりは、どうやって売れるかみたいなことの方が強かったですね。どうやったら売れてる人たちの中に入れるか、みたいな世界だったので、あんまり「芝居をしよう」みたいな環境ではなかったかもしれないですね。

長谷川 難しい質問だと思うんですけど・・・大学まで辞めて演劇をしようと決めたのって、「ゴール」はどこにあったんですか?

宮井 ゴールは・・・やっぱりテレビに出たかったですね。

長谷川 あーやっぱり「芝居で食っていきたい」っていう。

宮井 そうですね。

長谷川 なるほどな〜。で、その後徳島に帰ってくるわけですか。

宮井 徳島に帰って来る前に、一回大阪を経由してまして(笑)

長谷川 それは、大阪で演劇するためってことですか?

宮井 いや、何も考えずに東京に出て、演劇面白そうやなぁでやってみたんですけど・・・「売れるためには!」みたいな世界に入っちゃうと「あれ、そんなにやりたくないかも」みたいな感じになって。

一同 (笑)

長谷川 なるほど(笑)

宮井 そんなに必死になってやりたくないかも、みたいな(笑)
なんか1回離れてみようと思って、土地を変えて、全く「表現」も関係ないとこに行こうと思って、製菓の専門学校に入学しました。その2年間はほんまに何もしなかったです。普通の学生してましたね。
人生で舞台に立たなかったのは、3歳までと、その2年だけですね。

長谷川 で、そのまま就職されたんですか。

宮井 それが、大阪で就職がうまくいかなくて、もう徳島帰ろうかなと思ったんですけど、徳島にあんまりいいイメージがなくて。何もないところ、みたいな。面白いこともないし、何も売ってないし、っていう。
なので、何か面白いことが無いと、帰っても腐っちゃうな、と。ひきこもりみたいになっちゃいそうだったんで、何か面白いこと見つけてから徳島に帰ろうと思って。

長谷川 はい。

宮井 そういえば劇団って楽しかったなー徳島にもあるんかなーと思って、ネットで検索して・・・

長谷川 え!!

宮井 [徳島 劇団]って検索したら出てきたのが「劇団まんまる」で。

長谷川 じゃあ徳島に帰ってきた理由は「まんまる」だったんですか!?

宮井 そうですね。

長谷川 えー!!すご!!!

一同 (笑)

丸山 大阪にまだ住んでる時に、1回見学に来てもらったんですよね。

清水 その見学の時に、面白くなさそうだったら・・・

宮井 たぶんそのまま大阪に住んでますね(笑)

長谷川 めちゃくちゃすごい話ですねそれ(笑)

宮井 で、その時に稽古してたのが、今度「若者たち」で上演する演目なんですよ。
ちょうど私が見学しにきた時に稽古されてて、もう「めっちゃ面白い本(台本)やっとる」と思って。劇団員さんもみんな楽しそうで、ここだったらもう1回やりたいなと思って。

長谷川 うわーすごい話。人生の分岐点ですね・・・。検索で・・・。
だって僕は、恥ずかしながら、教えてもらうまで「劇団まんまる」さんの存在も知らなかったのに(笑)


劇団まんまるの課外活動

長谷川 今は、自分たちで主催する公演以外にも出演はあるんですか?例えば、お笑い芸人が「はなはるフェスタ」に出る、とかあると思うんですけど、そういう演劇以外の人らが集まるイベントに出ることってありますか?

丸山 今年は、新型コロナの影響で無くなっちゃったんですが、北島での交通安全のイベントに呼ばれていたりだとか、数年前にアクア・チッタ フェスタに読んでいただいてワークショップみたいなことをやらせていただいたり。

長谷川 そうなんですね。あんまり外部の方と絡んでやる感じではないんですかね?

丸山 そうですね。まずあんまり劇団まんまるを知らないですからね(笑)
やっぱりよくあるのは、テレビとか映画とかのエキストラ出演のオファーですね。去年は結構多かったです。
結構特殊だったのが、僕と宮井ともう1人の3人で行ったんですけど、鳴門の、障害者の方のための模擬面接の面接官っていうのがありまして。

長谷川 へー!!なるほど。

丸山 そこで、圧迫面接をしてほしい、と言われるんですよ。他の企業の面接官の方もその模擬面接に参加して、障害者の方の支援として、来ていただいてるんですけど・・・圧迫面接ともなるとやはり及び腰になってしまうので。

清水 模擬とはいえ、その会社のイメージ悪くなっちゃいますしね。

丸山 というより、良心が、っていうことみたいよ(笑) 頑張ってる子たちをそんな・・・っていう。
でも、それはそれで必要なのでやってくれ、と言われて。

宮井 もう皆知ってる会社さんからの「こういうこと聞いてください」っていうのを渡されて。

長谷川 あ、もう架空の会社とかじゃなく、ほんまに本番の練習というか。

宮井 そうですね。そこでもう、めっちゃ態度悪い面接官を演じるんですよ。

長谷川 受験生は、俳優さんだってことはわかってるんですか?

宮井 一応それは知ってて、圧迫面接の練習だってことはわかってますね。
まぁでも、それでもね【何を言っても返事しない】とか【一切笑わずずっと見ててください】とかそういうのを、演じるっていう・・・。

丸山 聴覚障害がある、耳が過敏な子がいたんですけど、その子に対してこちらはずっと無表情で「あなたを入社させるメリットはありますか」みたいな感じで・・・。でもその子はすごく頑張って、そのあとほんとに受かったんですよ。

清水 お手紙もらったんですよね。受かりましたって。嬉しいですよね・・・。

丸山 はい。ちょっとは貢献できたのかな、と。たぶん、圧迫面接なかったと思うんですけどね!(笑)

清水 まぁ、最低の、最悪の会社を演じるということやから(笑)

長谷川 へぇ〜そういうのもあるんですね。すごいなぁ。

清水 演劇と社会福祉って、結びつくようで案外結びつかなくて。
これまでも「幸子」っていう、耳が不自由な女の子が主人公の演劇作品があって、それを徳島の団体がずっと取り組んでたんですね。
幸子ちゃんが会社の中でうまく立ち回れないけども、周りの人のサポートがあったり、いろんなツールとかを使って乗り越えていく、と。で、やがて「幸子 結婚」とか「幸子 出産」とか。

丸山 出産と、出産してからの育児とかもあって。僕はもうファイナルシーズンまで大体見ましたけども。

清水 いっぱい「シーズン」があるんですよ(笑)

丸山 幸子がどうなっていくのか、ずっと追っかけました(笑)

宮井 海外ドラマみたいですね(笑)

清水 こういう(演劇『幸子』みたいな)例はなかなか無いので、演劇って割りかし社会の役に立つよー使えるよー!みたいになれば、とは強く思っています。


徳島で活動していくということ

長谷川 今「劇団まんまる」さんが活動していく上で、目標みたいなものはあるんですか?

丸山 目標としては、自主公演で「1000人動員」を標榜してて。たぶん、その「目標」の先に「夢」があると思うんですが、その「夢」としては、「徳島で、お芝居に関わることで飯が食える人をつくりたい」っていうのがあります。
そのための、一旦の目標・通過点としての「1000人動員」っていう数字があって。それにはそれだけの集客力が必要で、その集客力があるコンテンツをつくる技術が必要で、で、集客するためには「関わる人」を増やすっていうのが重要で。
数字をたてることでやらなきゃいけないことが決まってくるということですね。

で、先ほどの社会福祉の話にもつながりますが、必然的に社会貢献活動であったりCSR的な部分も必要になってくるんですね。なので目的ではなくて手段として、いろんな人に演劇っていうものに触れてもらう機会をつくっていかないといけないな、と思ってますね。

長谷川 あ、それで交通安全のイベントだったりの課外活動もやっていく、と。

丸山 そうですね。お声がかかれば参加させていただきますし。去年からは「演劇大学」っていうものに取り組ませていただいたり。

長谷川 なるほど。その1000人っていうのは、例えば1週間公演でのトータルでっていうことですか。

丸山 そうです。でも今、押さえられる期間とか箱代とかを考えて、それにちょうどいい会場っていうのがない状態なんですが・・・「一旦数字だけ作ってしまおう」っていう部分もありますね。
1日トータル50人動員を20回できたら1000人だな、とか。数字の目標があれば、それを達成できれば「1000人集めた劇団」って勝手に言えたらいいのかな、と。
たぶんその計算の仕方に対して文句言う人はいると思うんですけど(笑)

長谷川 でも一応言えますよね(笑)

丸山 とりあえず「1000人」っていう実績があればっていう。

長谷川 実際問題、バンドでも相当難しいですよね。年間20本、毎回50人・・・。徳島でそれが可能なバンドって・・・まぁ四星球は問題ないでしょうけど、他に実現可能なバンドは思い浮かばないですね。

丸山 一応、1公演で300人くらいは達成してるので、今後は400、500っていう数字を超えていかないとっていうところで。
でもまぁ今年は「動員!」っていう年ではなく、体制づくりの年かなと思っていて、来年、動員を目指していけたらとは思っています。ロングランの公演をやりながら、大きい芝居の準備をするっていうのに・・・劇団員が耐えられるようにしないといけなくて。

長谷川 あ〜、その仕組みづくりですね。

丸山 ロングラン公演で出た収益をその後の大きい公演に投じて、見に来てくださるお客さんに還元するっていうのができたらいいですね。

長谷川 めちゃくちゃ明確なビジョンを持って活動されてるんですね・・・!
この場所、「アトリエくま」はいつ頃からですか?

アトリエくま

丸山 去年(2019年)の6月くらいからですね。もともと田宮で、別の劇団さんの倉庫で活動してて、そこは稽古するにはすごく環境もよかったんですが、その経費をペイできないとお金が回っていかないので、練習だけでなく公演もできるように、秋田町に移って来ました。

長谷川 今は、劇団員さん全員から会費を回収しつつ、公演の収益をまた活動費に回しつつっていう感じなんですか。

丸山 そうですね。収益のバランスを見ながら、できるだけ増えていくように、と。

長谷川 ランニングコストとしてかかってるのは、ここの家賃と、外で公演するときの会場費とか音響費とかの経費っていうことなんですかね?

清水 予算組みは、その公演ごとに演目によって組んで、それと動員数の目標と見ながらチケットの値段決めてっていう感じですね。

長谷川 すごい・・・僕、実はそこにめちゃめちゃ感銘を受けまして。
バンドマンって、まぁGEEK! GEEK! GEEK!みたいな大人な考えの人たちもいますけど、基本的にやっぱり・・・そんなに深く考えてないっていうか・・・(笑)
とりあえず「やろうぜ!」みたいな人が多くて、よく言えば「気持ち重視」やし、悪く言えば「気持ちでどないかなる」みたいに思ってる感じですから。

僕もこの業界すごい長いんで、思うんですけど、いいものを生み出すのって、実はそんなに難しくないんですけど、それを生み出し続けることが一番難しいと思っていて。
そのへんはやっぱり「自分」だけじゃどうにもならんかったり。しかも、この徳島の街だと環境に起因する部分も大きいのかなっていうところがあって、この「若者たち」を始めたんですね。

そんな中で、全然バンドとは違い、かつ、おそらくバンド以上に光が当たっていないであろう人たちが(笑)いや、光が当たってないからこそなのかもしれないですけど(笑)めちゃめちゃそのお金や運営のことに対してシビアにストイックに向き合ってるなーって。

清水 今回のコロナウィルスの件で、音楽関係はもちろんだと思うんですが、演劇も同じように大打撃を受けてまして。こういう感じで公演の自粛とか延期が続いていくと、音楽と違って演劇は、このまま忘れらちゃうんじゃないか!?っていう不安感がすごくあって。
音楽ってお家でもお店でも聞けますけど、演劇って、行かないとわからないものなんで・・・!
忘れられてしまう!っていう危機感はありますね。

長谷川 なるほどね・・・。僕が働いてるグラインドハウスも、コロナによってキャンセルがめちゃくちゃ続きまして。もちろん理由が理由なんで頭では分かっているんですけど、いざ「ごめんなさい中止させてください」って言われると、やっぱり「必要とされてないんだな」って思ってしまう。
もちろん相手方には悪気がないことも頭では分かっているんですが、悲しいけど心のどっかではそう思ってしまうんですよね。
実際ライブが10本以上飛んだんですけど、やっぱり、心に少しずつヒビが入っていくんですよ(笑)自分がやってることって本当は意味がないんかなって。
 
出演者の方も、こんなにも中止とか延期が続いて、今まで大事にしてきた「想い」みたいなものが一瞬で崩れてしまうんじゃないか?って不安になりますよね。
 
今まで、この街でもいっぱい、未来を期待されて騒がれて来たミュージシャンっていたと思うんですけど、そこから結果残して続けていけてる人ってほんまに一握りで、それ以外のほとんどがやめていくわけじゃないですか。
やめていった理由の大半って「まぁ仕方ないよね」なんですよね(笑)仕事とか家庭とか、いろんなものとの兼ね合いを総じて「仕方ないよね」で。
でも今、コロナのために「仕方ないよね」で(僕がこのイベントを簡単に)終わらせてしまったら、「結局今までと一緒やん」って思ってしまうんです。

もちろんウィルスなんて目に見えないもんやし、分からんから、怖いし、なんかあった時に責任とれるかって言われたら身震いしますけど、でも、何か少しでも前向きに捉えて行動していかないと、少なくとも「若者たち」は僕の心が折れたら続けていけないじゃないですか?

清水 折れないでくださいね・・・!

長谷川 はい(笑) でもそれは、表現者全員に言えることで・・・だから皆の心が折れないように、今後も状況を見極めながら前向きな動きをしたいなとは思いますね。
なんか急にコロナの話題になりましたが・・・(笑)

清水 やってる側はね、心折れないように頑張らないといけないですけど、見る側にしたってなにかしらのライブなんて週末のビッグイベントだと思いますし。
みんなの心を支えていかないといけないですよね。


出演のきっかけ

長谷川 そもそも今回「若者たち」に出ていただくのは、僕が「音楽以外の人と関わりたいな」みたいなツイートしたのに対して宮井さんからレスポンスをいただきまして。

清水 彼女(宮井)は面白いものを見つけるのがすごい得意で、そしてすぐ行動するんですよ。

宮井 なんか、おもしろそうなものに飛びつくクセがあって・・・(笑)
あんまり後先考えずに、とりあえず話だけでもさせてもらおうとか、会ってどんな人か知りたいっていうのがあって。何を考えてる人なんだろうっていう(笑)

長谷川 そこはじゃあ宮井さんの一存ですか?(笑)

宮井 一応、代表の丸山さんに「これ声かけていいですか」って聞いたら「いいよ」ってことだったので、そっからですね。 

丸山 ボトムアップですね(笑)僕も大体そういう決断は早いので、大体彼女とマインドが似てますし。この3人はもう、「のるかそるかはのっとけ」みたいな感じでいつも(笑)

長谷川 それで、ここにいない他の劇団員さんは「じゃあやろか」みたいな。

宮井 「あ、そうなんや」みたいな(笑)

丸山 僕は一応座長なので(笑)「やることになったので、よろしく!」っていう。

宮井 で、出たい人が出るっていう感じで。

丸山 そう、そういうことになるんですね。僕がずっと、劇団を運営する上で劇団員の人数が必要だなと思うのがそこですね。

長谷川 あーなるほど。

宮井 気持ちは出たくても、仕事とか生活でどうしても日程が合わないっていうのがあるので。

丸山 そのために、いろんな劇団員がたくさんいる必要があって、で、僕はそのために絶えず「こんなん持って来たよ」「こんな話があるよ」っていうのを持ってくるんですね。
でも実際、今動けてる団員が10名くらいなのかな・・・まぁ、足りないですね。


昨年の思い出

長谷川 ちなみに清水さん以外は「若者たち」初体験ですよね?

※清水さんは昨年、エフエム徳島パーソナリティとして両国橋ステージのMCを担当。

四星球メンバーらと共に両国橋ステージを盛り上げる清水さん

丸山 そうですね。

長谷川 でも清水さんも去年はずっと両国橋で喋ってもらってたから、全然楽しめてないですよね。

清水 いやいや、チャリテイーオークションとかやらせてもらった後はいろいろ行きましたよ!
できる限り回らせてもらいました。

長谷川 あ、そうなんですね!どうでした?

清水 いや〜面白かったですね!分刻みのスケジュールで、結構ライブハウス間の距離があるところもあって、運動にもなりました(笑)

長谷川 あ〜(笑) 近いところもありますけど、結構歩くところもありますからね。

清水 やっぱり、街の地図に全員が慣れてるわけじゃないので・・・お客さんの中には1組2組だけを目当てに来たけど、せっかくやけん他のアーティストも見てみようかっていう感じで、道に迷ってる人いっぱいいましたね(笑)

一同 (笑)

清水 私も道に迷ってたクチなんで、「あの〜若者たちにいく人ですか?」とかって声かけて一緒に向かったり(笑)

丸山 毎年開催することで、そういう「楽しみ方」みたいなのも勝手に作られていきますよね。

長谷川 あ〜そうかもしれないですね。

宮井 そもそも去年の、そういうツイートとかを見てて、楽しそうやな〜って言うのがあって、今回手をあげてみたっていうのもあります。

長谷川 あ!そうなんですか。じゃあ興味はもってくれてたんですね。

宮井 はい。今年はスタッフも募集されてたみたいなんで、ちょっとやろうかなとか思ったくらいで。

長谷川 それは嬉しいですね。

丸山 図らずも出演者になってしまったんやね(笑)

長谷川 いや〜ありがたいですね。去年はたくさんの方がきてくれましたので、今年もなんとか。

丸山 どれくらいの来場者数になったんですか?

長谷川 来場者だけで500人くらいですかね。出演者がたぶん250人くらいいて。で、無料会場だけのお客さんも結構いたので実数はわからないですが。
でも最初のトークライブの時とかはめちゃくちゃ人いましたよね(笑)

清水 びっくりしましたね(笑)

長谷川 なんかすごい、いい空気感でしたね。


当日の劇団まんまる

長谷川 今年の「若者たち」で上演する内容やキャストはもう決まってるんですか?

丸山 もう決まってて、稽古してます。

長谷川 清水さんは・・・

清水 出ます!!(笑) これ私出んかったらおもしろくなくない?って言って。

丸山 はい。内々ですごくプレスをかけられました。

長谷川 なるほど(笑) ちなみに、まだ正式な話きけてないんですが、エフエム徳島さんのトークライブMCは・・・?

清水 これも内側からプッシュをかけているところです!(笑)

長谷川 じゃあもう清水さんひょっとしたら両国橋で一日中かもしれないですね。

丸山 MCで「この後は私が出演する演劇です!」とかって。

清水 それでスベったら辛すぎるんで、頑張って稽古してます(笑)

長谷川 そうか〜〜、外の無料会場ですから誰でも見れますしね。

清水 そうなんですよ。でもその誰でも見れるっていうのがポイントで、嬉しいんですよ。
主催公演はやっぱりお金を稼がなければいけないんですが、でもやっぱり、ちょこちょこ呼ばれて無料のイベントに出演してるのはいろんな人に見てもらうきっかけになればという気持ちですし。
時々ショッピングモールとかで呼んでいただきますけど、そういう意味でもありがたいですよね。

長谷川 「若者たち」のお客さんは、そういう意味では、ライブに行くのに慣れてる人たちなんで、どうなるかですよね。

清水 そうか、審美眼が・・・ルピアに買い物に来た人とはちょっとテンションが違うか(笑)

一同 (笑)

長谷川 斜に構えてる人もいるでしょうしねぇ・・(笑)

清水 でもそういう人たちもグッと引き込めるのが今回の作品の魅力だと思いますので、ぜひぜひ。

丸山 まぁ内容はバカですけどね。

一同 (笑)

清水 「若者たち」っていうイベントなんで、みんな若者に扮してやります。

長谷川 やっぱり見てくれる方には、できれば最初から通して見てもらったほうがいいですよね。

清水 あ、それはそうですね。途中から見てわかるものではないと思います。

長谷川 そこがバンドとの大きな違いですよね。

宮井 まぁ比較的どこから見ても楽しいものではあると思います。

清水 わりかしそうですね。わかりやすい脚本ですね。できれば最後のオチまで見て欲しいですが。
徳島の、いろんなイベントの観客の特性として結構言えるんですが、あんまり前のめりにならないんですよね。
フン、って見ちゃうっていうのがあって。

長谷川 あ〜割とそうですよね。

清水 四国各県でいろいろ司会の仕事とかもしてるんですけど、その中に割とフリートークが必要な仕事もあったりして。でも同じ演目で回っても、高知の人はめちゃくちゃ笑うんですよ(笑)「どして?」っていうくらい。ワハハ!って。別にお笑いライブでもないのにですよ。

長谷川 普通に喋ってるだけやのにですか(笑)

清水 ただの前説でめちゃくちゃ笑ってくれるんですよ。

丸山 それ飲んでから来てるんでしょ(笑) 

清水 それはあるかもしれない(笑)
同じことでも徳島では・・・「笑う?どうする?」みたいな感じがちょっとあって。
ぜひ恥ずかしがらずに、登場人物になった気持ちで笑って欲しい・・・!

長谷川 あ〜それはバンドとかでもあるかもしれないですね。
僕も普段から感じてるんですけど、徳島のお客さんって、誘われて行ったイベントではそうでもないですけど、自分でチケット買って行った有名なアーティストのライブとかだともうごっついノリノリなんですよ(笑)
だからそれが、「若者たち」ではどう出るか・・・わかんないですけど。
でも少なからず、今コロナの影響でイベント自粛があっての、その直後の開催なんでもう、ライブに来たくて来たくてしょうがない状態やから、その辺はちょっと期待しちゃいますね(笑)

丸山 ここ(アトリエくま)で公演するときも、ある程度「ほぐす」時間をとるようにしてますね。

長谷川 あ〜やっぱりそうですよね。あ、でも「若者たち」では劇団まんまるさんの前にエフエム徳島さんとして清水さんがあっためてくれてるはずなんで(笑)
そうなると、直前のフリートークに出てくるアーティスト誰にするかが重要になってきますね、まだ決まってないのでそこは。

宮井 確かに!もう「笑っていいよ」っていう雰囲気がある中でやりたいですよね(笑)

長谷川 GEEK! GEEK! GEEK! みたいな尖ったミュージシャンではダメですね(笑)どっちかっていうと中山女子短期大学みたいなほうがいいのか・・・。

清水 それはそれでどんな空気になるのかですね(笑)

宮井 「笑っちゃダメなところ」とか無いので、好きに笑って欲しいですよね。

長谷川 見にくる人もやっぱ、肩に力が入るっていうのは絶対あると思うんですよ。こう「自分らが盛り上げてあげなあかんのちゃうん」みたいな空気もあるでしょうから、それを誰がほぐすかですね・・・!
それが劇団まんまるさんなのかエフエム徳島さんなのか、ひとバンド目なのかはわかんないですけど。

いやぁ急に緊張感が増して来ましたね(笑)

一同 (笑)

丸山 まぁ、僕は出ないんで・・・。

長谷川 あ、そうなんですね。もう演出で。一番嫌なパターンじゃないですか(笑) 腕組んで見てる感じの。

丸山 「お前ら、スベったら終わりやからな・・・よし頑張ろう!」って。

清水 終わったら「この人が演出でーす」って言ってもいいわけですからね(笑)

丸山 そんな風に出されるんなら「うちのハニーです」って言うわ。

清水 あぁ〜〜・・・それは・・・嫌だなぁ・・・(笑)

宮井 お互いスベらせ合いですね(笑)

長谷川 まだ確定では無いですけど、たぶん「まんまる」さんの後に高校生のダンス部の子たちが出てくることになると思います。で、チャリティーオークションをして、最後のトークライブ。
「まんまる」さんが変な空気にしちゃうと・・・(笑)

清水 うわ〜ごめん高校生・・・!(笑) うちらも高校生役やるんですよ。

長谷川 あ、そうなんですね(笑)

丸山 「高校生」が2演目続くわけやね。

宮井 う〜〜・・・高校生笑ってくれるかなぁ・・・。次の演者だったら絶対近くで待ってますもんね。

長谷川 そうですし、友達とかも見に来てる可能性ありますよね。

清水 そっか〜そうですよね・・・!

長谷川 「若者たち」のお客さんっていうと、たぶん高校生は少なくて、大学生でサークルの子とかが多いかな?でも確かに、「リアル若者たち」・・・ですね(笑) プレッシャーが・・・。

清水 まぁでも、楽しいですよね!(笑)

宮井 なんだろうこの大人たち、みたいな・・・(笑)

長谷川 でも勇気を与えられるかもしれないですよね。やっぱり、部活動を卒業した時にそれを続けるか続けないかっていうのは大きな節目やと思うんですが、「まんまる」さんを見て「徳島でも続けれるんや」って思えるきっかけにはなるかもしれないですね。
まぁ急に、責任重くなりますけど(笑)


劇団まんまる内ユニット

長谷川 何か、自分達が出演する以外に楽しみなことってありますか?普段バンドマンとかお笑い芸人と絡むこともないと思いますし。

丸山 いやぁ〜もうまずは・・・高校生の時から鳥肌実さんが好きで・・・!

長谷川 絶対この対談で毎回名前が出て来る(笑)

清水 演劇枠で・・・「劇団まんまる」と「鳥肌実」っていう・・・(笑)

長谷川 確かに!

丸山 「同じくくりで入ってる!!」と思って!(笑)

長谷川 こないだ電話で話した時に、「コロナウィルスにかかった人限定の入場無料イベントやろうかな」って言うてました。「それですらテレビで取り上げられんかったら『本物』や」って(笑)
あの人は一切テレビに取り上げられないですからね。

清水 生でしか見られないですからね。

長谷川 もうほんま、今話題がすごいいっぱいあるんで・・・ほんまにやばいかもしれんすね(笑)

丸山 絶対見たいですよね。

長谷川 共演する機会なんてまぁ〜無いですしね。「共演」っていうのかわかんないですけど。

丸山 だってあの人が他の人と絡んでるの見たことないですよ(笑)

清水 誰とも合わなさそうですよね(笑)

長谷川 こんなこと言ったら営業妨害ですけど、人と絡みたがってはいるみたいですけどね(笑)
共演者のこともすごく気にされました。「この人はどんなことされる方なんですか?」みたいな。

「まんまる」さんはアイドルさんとかとはあまり絡みはないんですか?
アイドルとちょっと通じるようなもんがあったりするような気が。

清水 あ、実は昨年度までアイドルユニットを作ってまして「楽団まんまる」っていう。

楽団まんまる

宮井 私も入ってました(笑)

長谷川 あ、そうなんですね!? 清水さんも?

清水 私はプロデューサーという立場で・・・(笑)

長谷川 あ、そう言えば去年の「若者たち」の打ち合わせの時に聞きました!エフエム徳島の方に。
なんか、アイドル枠をつくろうって話の中で「清水がプロデュースしてるアイドル良いんじゃない?」みたいな(笑) なんでかわからないですけど立ち消えになりましたが・・・
じゃあ、ニアミスだったんですね(笑)去年出かかってたんですね。

宮井 あぶないあぶない(笑)

長谷川 でも徳島にも実はアイドルはいっぱいいるん・・・ですよね?

清水 そうですね。

長谷川 僕ほんまアンテナが鈍いんで・・・バンドのこと以外全然分からないんですよ(笑)

清水 いや〜まぁそうですよ。私も去年の『若者たち』にも出てたはぴかちゃんとか、そういった知り合いができるまでは全然知らなかったですし。BabyDollsっていうのは知ってましたけど。


「若者たち」としての野望

長谷川 「若者たち」の両国橋ステージって「とくしまマルシェ」さんが貸してくれてるんですけど、新町橋ステージでも当日はマルシェで何かやってて、で、「若者たち」でも何かやってくれませんか?みたいな相談をいただいたんですけど、正直僕1人でやってるのでそこまで手が回らなくて、色々考えたんですが今年は何もできない、となったんですけど。
その中でマルシェの方から・・・「『とくしまマルシェ』と『若者たち』でアイドルをプロデュースしましょうよ」っていう話があって。

清水 お〜〜「マルシェ娘」的な(笑)

宮井 お〜〜!いいすねなんか(笑)かわいいですよ「マルシェ娘」

長谷川 たしかに(笑) で、「若者たち」側としては、無責任ですけど、曲作ってくれそうな人は周りにいっぱいいるし(笑)映像撮れる人もいるし。
でもダンスとか振り付けができる人がいないんで、今ふんわりした感じになってて・・・。

清水 ダンスは「楽団まんまる」では宮井が担当してましたよ。

長谷川 まじすか! じゃあちょっと現実味を帯びてきましたね「マルシェ娘」・・・。
アイドルプロデュースプロジェクトが本格始動しそうな感じが(笑)

ただね、1個だけ問題があるんですよ。
こういう話をいろんなところでして裏方界隈では盛り上がるんですけど、今のところ「やりたい」っていう女の子だけいないんですよ(笑)

清水 そこかぁ・・・!

一同 (笑)

長谷川 裏方だけがめちゃくちゃ盛り上がってて、だんだん座組は出来上がってきたんですけど、肝心の女の子が見つからないんですよね(笑)
なので、これ読んで、もし興味ある女の子がいたら言ってきてもらえたら嬉しいんですけどね。 

清水 環境は整ってますからね(笑)
なんなら「楽団まんまる」が復活してもいいかもしれないですし。

長谷川 ただまぁ・・・水をさすようで申し訳ないんですけど、年齢は若い方が良いみたいです(笑)

宮井 うわぁああ!!!じゃあもうあかんわ(笑)中高生とかってことですよね。

長谷川 やっぱりローカルアイドルを応援する側は、成長する過程を楽しみたいらしくて。
大学生になると、最大でも4年間なんで・・・。

清水 確かに。

丸山 中学生くらいがいいのかな。

宮井 どうやって声かけたら集まるんですかね、中学生・・・。

長谷川 なかなか勇気いりますよね。中学生の女の子で、やりたい!って手あげるのは。
で、正直、僕なんてもう子供もいるし、年齢的にも倍以上なんで、全員かわいいんですよ(笑)もちろん変な意味じゃなく。
だからもう、わからん!と思ってて(笑)
一応、そういう話が出た時に、ちょっと勉強しようと思って全国のローカルアイドルとか、BiSHみたいなプロのアイドルも見てみたんですけど「わからん!」でした(笑)

一同 (笑)

清水 やっぱり本人が「何かになりたい」っていうのを秘めてる子が一番ですよね。やる気もあるだろうし。

長谷川 そうなんですよね。 何に関してもそうなんですけど、一番は、自分で「やりたい!」って踏み出してきてくれる子じゃないとなかなか、熱意持って接しても・・・結局やめる時に「やってくれって言われたから」って言われてしまうと思うんですよね。
自分の意思で、一歩踏み出してくれる子がいたら、僕なり「まんまる」さんなりに連絡してくれたら嬉しいですね。

でもなんか、すっごいふんわりした話で始まったのに、なぜか外堀だけが埋まってきてしまいましたね(笑)

清水 ほんとですね(笑)

丸山 あとは、女の子だけ(笑)

清水 でも、いると思いますよ、徳島にも。

長谷川 そうですよね。あとはもう、利権問題で揉めないようにしないとですね。
もう権利関係は最初から、どうあがいても太刀打ちできない大企業に持っといてもらうしかない(笑)
でもだいぶ良い町興しですよねこれ。企業さんにもスポンサーついてもらって、いろんな人が関わってね。
まぁ、今の所グラインドハウスは全く関われてないんですけど(笑)

一同 (笑)

長谷川 何年「若者たち」が続いていくかわからないですが、来年か、再来年か、アイドルがもし誕生したら・・・もう涙の・・・(笑)

清水 ね。「あの時言ってたやつや!」って。

丸山 「『マルむす』やー」って。

長谷川 っていうのが今の僕の、目標かもしれないですね・・・!

一同 おおおお(笑)

長谷川 いつになるのか、全然わかんないですけどね。それができたら、「若者たち」やった甲斐があるな、と思いますね(笑)

清水 そこに結論が(笑)

長谷川 はい(笑) だって、全員が関われるじゃないですか。マルシェの人もそうだし、ダンスなり演劇なり、勿論ミュージシャンも。で、ライブハウスにずっといた僕としては、ライブハウス以外の人と手を組んで1個のものが出来上がったら・・・その最高の形がたぶん「アイドル」で。
ほんまに1個の「最終形態」やと思うんで。

丸山 なんかいいですね。寓話的なまちおこしの方法ですね。

長谷川 そうですね。めちゃくちゃ肩に背負ってますけどね、その女の子たちは(笑)
いきなりスタートからすごい想いを背負って。

宮井 まわりに大人たちがいすぎて(笑)

長谷川 別に、1回限りでもいいですし、毎年毎年1回限りでもいいと思いますし。
なんとなくそれが、普段は違う畑で頑張ってる人たちが「若者たち」の時だけ集まって1個のものを作り上げることに挑戦するっていうことになればいいかな、と思いますね。
すみません、僕の話ばかりして(笑)

清水 いえいえ。来年への期待がすごい膨らみました(笑)

長谷川 もしこれを読んで何か感じた人は、僕か、もしくは「劇団まんまる」さんを訪ねていただいてもいいですし。

丸山 ぜひぜひ。もう常に人が足りないので。


当日に向けて

長谷川 最後に、「若者たち」に向けて、意気込みをいただいていいですか。では、出演のきっかけを作ってくれた宮井さんから。

宮井 ほんまに軽い気持ちで声をかけたつもりが、こんなに楽しいイベントに関われることになって、すごく嬉しいです。
見てくれた人が楽しんでくれて、演劇も楽しいんやなって、思ってもらえるようなステージにできたらいいなと思っています。

長谷川 ありがとうございます。続いて清水さんは・・・ある種コアメンバーの1人ですからね(笑)
「若者たち」に欠かせない人ですけども。

清水 去年MCで参加させていただいて、すごい楽しかったです。ステージも、オークションも。その後ライブも見にいってすごい充実した1日を過ごせました。
で、今年、また違った形で参加することができるって、ほんとに面白いなぁと思っています。
もう「若者」なんて言える歳じゃ、全然なくなってるんですけどね(笑)
でも・・最近実家に帰って、昔書いた日記とか手紙とかをちょっと見返してたんですけど、その中で手紙に「なんで演劇をやってるのかわからないんです。でもなんかやっちゃうんです」みたいなこと書いてて・・・今も一緒やぁ〜!って(笑)
その後仕事始めてから書いたもの読んでも「面白いものつくりたい」って2回書いてて(笑)

長谷川 へーー!

清水 ずっとそういう思いは抱え続けてるんだなって。

長谷川 気持ちはずっとあの頃のままなんですね。

清水 あの頃のままですね。身体はどんどん年老いていきますけども、顔もどんどん衰えていきますけども、気持ちはずっと「若者たち」なので・・・このイベントに参加する資格は、あると思ってます!(笑)
みんなにも勇気与えれたらいいな、と。

長谷川 いやぁほんとそうですね。遊びに来る方もね、ライブハウスに遊びに来る方なんてほんとそうですから。
ありがとうございます!
では丸山さん、お願いします。

丸山 ライブハウスのイベントって、劇団として参加したことないのですごく楽しみですし、こんな感じで一緒にできる機会が増えて・・・実はこのアトリエくまとグラインドハウスってめちゃくちゃ近いので(笑)

長谷川 そうなんですよね(笑) 実はここ、グラインドハウスの真裏のビルなんで。2分でこれますよね。

丸山 はい(笑)なので、うちに来てくださったお客さんが、ちょっとライブも見てみようかな、とか、両方を行き来するようになっていけたらいいなぁって。そしたら一緒にやる「甲斐」みたいなのがあるのかなと思います。

清水 「劇団まんまる」自体は、四星球が好きな人は結構好きになってくれるんじゃないかなぁっていう演目をやってます(笑)結構、笑えるものをやってますので。

長谷川 そうですよね。 いくつか芝居を見せていただきましたけど、四星球が好きな人は絶対好きでしょうね(笑)

清水 ですよね!(笑)

丸山 4月26日に向けて、うちの「若者たち」の熱量だけは注ぐようにしとくので(笑)
ぜひ、楽しんでください。

長谷川 はい、というところで、本日はありがとうございました。当日よろしくお願いいたします!

丸山・清水・宮井 ありがとうございました!

テキスト担当のGEEK! GEEK! GEEK!マツミヤ氏も加えた笑顔の5ショット

若者たち初登場の劇団まんまるさんとの対談、いかがでしたでしょうか。
ぜひこの機会に音楽以外の表現活動、カルチャーにも触れてみて下さいー!

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